TEAM自由が丘

コンセプトConcept

元プロテニスプレイヤー 伊達 公子さんからのメッセージ

今の子供たちは夢を大きく持ち、世界を目指すことがより明確になっているような気がします。ただ子供たちの意識は高くなるものの、コーチ代、飛行機代、ホテル代、食事代、トレーナー代、とすべてにおいて選手が負担していかなければならないテニス選手にとって、世界を目指すことは決して楽な道のりではありません。1年の半分以上がツアー生活のテニス選手。ホテルを転々と旅を続けます。ランキングが上がれば賞金である程度は負担が軽減されますが、これから世界へチャレンジする選手にとってはそうもいきません。時には、経費を削減する余りに一人でのツアーを選択しなければならないときもあることでしょう。

今まさに、世界を目指すジュニアたちそして将来的にプロテニスプレイヤーを目指す子供たちがよりよい環境で、テニスに専念できる環境作りが、テニスを愛する人たちの輪で出来れば理想の形と言えるのではないでしょうか。

私自身は、高校を卒業した18歳を機にプロテニスプレイヤーとしてスタートしました。右も左も、ましてや世界のことなどまったくわからない私が、コートにだけ専念できる環境をコーチや、スポンサーがサポートしてくださいました。ツアーで這い上がっていくことは簡単なことではありません。だからこそ、周りのサポートがより大切になります。

私が夢を抱いていた時のように、夢見るジュニアたちが1歩でも夢に近付けるサポートを、今度は私自身が手を差し伸べる時が訪れました。関西で育ち、21歳で東京へ出てきた街が”自由が丘”でした。それだけに涙も流し、悔しさも嬉しさも感じながら時間を共にした街と、このような形で関わることが出来るのはとても嬉しい思いがあります。

私自身が出来ることは限られたことかもしれませんが、夢を抱くジュニアたちへジェネラルアドバイザーとして伝えていければと考えています。テニスの技術に関するアドバイス、ツアーを回るコツ、コーチやトレーナーなど人間関係に関するアドバイスなどの直接的にテニスに関わる部分のアドバイスに加え、「TEAM自由が丘」の組織・運営・広報などに関するアドバイスも含め、全ての面でのフォロー、多方面から意見交換をしていきたいと考えています。

これからの時代、「TEAM自由が丘」のような存在が求められてくると思います。是非、テニス・スポーツが大好きなみなさんも何かしらの夢を抱いていた頃を思い出しながら、今の子供たちへ目を向けてみてください。ご理解とご協力をよろしくお願い致します。

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